角川の校閲どうよ?問題。初校の赤字が再校でごっそり抜けて修正されていない。ちょっとあり得ない。その一方でロボットの光の反射を意味する白丸が左右に移動するのはおかしいので統一したらという指摘。
チョ・セヒを読直す。村上春樹の「寓話」の現実との意図した出会い損ねや「路地」を神話的に描いた中上健次が神話的なものに身投げし現実と切断されていったのと比べ、チョの「階級」のマジックリアリズム的描き方が「寓話」として異国の読者の現実を照らすことができる力があるのは何故なのか。
島田啓三「ネコ七先生」、都会に出世を夢見て上京し都会を放浪するうち、重慶爆撃機に乗ったり、「海の神兵」の舞台のオランダ領インドネシアに行ったり、田舎に行って綾波のように田植えをしたり戦時協力に巻き込まれるが結局、連載は中止、科学者にインク壺に戻される。
この二つの柳田アンソロジーも重版。
『柳田國男民主義論集』は全くで結局妖怪の方がいいのか。
『山人』には台湾で先住民の村に行こうとする役人を描いた「山の巡査」、『神隠し』には東日流外三郡誌もどきの文書が登場する「一つの空想」といずれも柳田がモデルの花袋の短編を収録などおまけが充実。
『柳田國男山人論集成』重版決定。
朝日グラフ版、つまりす初出の形の「山の人生」の収録が案外貴重だと気がついてほしい。
まんが訳稲生物怪録、毎週木金更新中。
一回一夜の読み切り形式。
ほのぼの、怖い。
https://t.co/VAuvfCLYGQ
西川さんから11月売り「YA」でスタートする新連載の原稿48p、届く。一年近く話し合ってきたのがやっと原稿になるのを見るのは本当に嬉しい。
経理担当の人が主人公のコメディ、です。
お仕事がプロパガンダ、勤務地が上海なだけで。
まんが訳「稲生物怪録」、じわりじわりと進行中。
徐々に怖さが沁みてくるいい感じに仕上がりつつあります。
「酒呑童子」とはまた違う趣です。
冒頭数ページ、試し読みできるようです。 https://t.co/iLySgcpEQT
小笠原から来た仔猫と脳内会話。
かなりナマイキ盛りのお年頃に差し掛かっていると思われる。
こいつな。