池辺かつみ「夜見の国から」津山三十人殺しを圧倒的ボリュームで漫画化。癖のある村人達によるエロスと暴力描写に正面から向かい合っており相当エグいです。そして後半の殺戮シーンが異常に長い。血と悲鳴のフルコース。事件に興味がある人は勿論、凄惨な漫画が好きな人にもお薦めです。 #ホラー漫画
しばたま「身の毛がよだつゾッとした話」典型的な人間が怖い漫画だが、稀に挟まれる心霊話がいいスパイス。絵が緩い作品の決めゴマで絵柄を変える手法は地味に効果的。
#ホラー漫画
稲垣みさお「不死紳士アルカード」平成を彩った懐かしの名作の正統な続編。あの頃のままのアルカードやレンフィールドが再び見られるとは、感慨深いものがある。
#ホラー漫画
水木しげるの怪奇漫画ってひょうひょうとしてて絵柄も含め怖くないというイメージがあったが、しっかりと恐ろしい作品も少なくない数があると知り、名が残る人はやはり規格外だと実感した。
「実際にあった怖い話 戦慄の文月号」金風呂タロウ先生の新作4編を目当てに購入。この度も大変悍ましゅうございました。大満足ですね。狂人の筆致ですよ。あと、しこたまオバケを出してくるのも大好き。丸々1冊が金風呂タロウ作品だったら読者の心はきっと壊れる。 #ホラー漫画
俺的に大発見なのだが、くり鋭斗作品が読める貴重なアンソロジー「HALLOWEEN SHOW」に2号が存在した!変な副題のせいで検索にも引っかかりづらいし前号よりも圧倒的に部数が少ない気がする。相変わらずインモラルなホラーにSFが盛り沢山で楽しい。単行本ですら買い逃しがまだまだ存在する #ホラー漫画
綾辻行人原作の児嶋都「眼球綺譚」は五千回薦めてますが傑作です。収録作がどれも極上のホラー。綾辻行人の世界をこれ程まで見事に描ける作家は他にいません。最高の話と最高の作画が出会ってしまいました。どれも後味が悪くて本当に気持ちのいい読後感。描き下ろしのある文庫がお薦め。
#ホラー漫画
ゴトウユキコ「フォビア」第3話も面白え~。いつもより強いエロから始まり身構えたが、そこから地獄へ急転直下。誇張しすぎた高所恐怖症とも言える描写が恐ろしすぎる。いつも以上に作画で魅せてもらった。至福ですわ。次の掲載は6月とのことで待ち遠しすぎる。
#ホラー漫画
「日野日出志トラウマ!怪奇漫画集」単行本初収録作品はどれも良質で大満足。「二階屋の出来事」みたいな大人の日野日出志は単行本未収録が山のようにあるんだよ。「あしたの地獄2020」は、後書きを読むと伊藤潤二先生の所蔵からスキャンしたことが窺える。そう思って読むと倍面白いぞ。 #ホラー漫画
悠木星「方舟」めっちゃいいサスペンスでした。水没する地下施設に閉じ込められた男女が脱出するには一人が犠牲にならなければならない。そんな状況で殺人が起こる。地味な展開が続いて退屈だったが、最終巻でギア上げまくり全ての伏線が回収され息を呑んだね。絶望の塊みたいなラストがたまらない。