湊谷夢吉、白山宣之ときたら谷弘兒(たに・ひろじ)さんを逸するわけにはいかない。というわけで頼まれてもいないのに、よろづ屋TOM氏@yolozyaTOM に自分の趣味を披露するシリーズ。『快傑蜃気楼(ミラージュ)』、巻頭60ページのみなのが残念だが、みなさんもお好きでしょ? 谷先生の作品をまたぜひ!
さいとう・プロ版『日本沈没』より。ここに登場する「総理大臣」には何やら石破首相のふんい気がある。少なくとも天災の起きた日に飲み会に行ったりはしなさそう。
おそ松くん連載末期の「六つ子対大ニッポンギャング」のスペクタクルシーン。こんなに面白いものが読めるなら月イチでもいいやと思ったのも確か。実は「列車・トラック・飛行機」の三手に分かれる話を、それと気づかず45年後に書きました。『スクールガール・エクスプレス38』です。挿絵は清瀬赤目さん
ほうとうさん、三一十さんのツイートを見て和田慎二先生『怪盗アマリリス』を引用したくなった。腐敗しきり凋落しながら配給網はかろうじて残っていて、特権意識ばかり強く利権の持ち合いばかり考えている邦画人。あまりに戯画化し過ぎという声もあろうが、戯画化してこそ伝わる真実もある。1/2 https://t.co/LSF3Ku0mm2
よくキャラクターの登場シーンは印象的にというが、これぐらいユニークなオープニングもまぁないと思う。衿沢世衣子先生『シンプル ノット ローファー』より。新刊買わねば。
清瀬赤目さん@_akameの先のコミティアでの発表作『怪異事件帖ひゅうどろ』読。本文72ページの大正怪奇文芸鬼譚。アマチュア時代から一枚絵の中に「時代」と「物語」を封じこめてきた名手が自主制作した力作です。その可愛らしい絵柄と画技はすでに知られているが、その本来の指向がはっきりと示された
井上とさず先生のペンタッチ比較検討を見てて思い出した手塚治虫『漫画教室』。この往年の漫画家たちの画風模写のマニアックさ! 手塚先生はまず漫画オタクだったのだとわかる。ただし3枚目左端最下段の3コマは架空の漫画家です。
みなもと太郎先生は「ドカンの積まれた空き地」もまた、時代劇の中にしかない「お江戸」のような「マンガだけの『風景』」になったのかもしれないと指摘している。