8月11日は、作家・吉川英治の誕生日。
「古人を観るのは、山を観るようなものである。観る者の心ひとつで、山のありかたは千差万別する。無用にも有用にも。遠くにも、身近にも。山に対して、山を観るがごとく、時をへだてて古人を観る。興趣はつきない」(『随筆宮本武蔵/随筆私本太平記』P123)
8月11日は、漫画家・古谷三敏の誕生日。
「好人物だが腕の悪イ医者に…
てめえの体まかせるか⁉︎
人柄ァいいがノコの使い方も分らねえ大工に…
普請を頼むかよ?」
(『寄席芸人伝④』小学館、P136)
「国家と軍隊は男性が進んで軍務に就くようにさまざまな策略をめぐらすが、「母国の女性や子どもを守るために」、という呼びかけほど彼らを奮い立たせるものはない。そこで「守るべき」とされた女性には、従順で無垢な、日本であれば「大和撫子」のイメージが貼り付けられる」『占領下の女性たち』P288
「誰それはいい人生を送っているとか、誰それの人生は単調だなどと語られるのを耳にすることがある。そんなことを言う人々は大事な点を見逃している。どんな経験も経験であり、どんな人生も人生だ。隠遁生活の一日は、戦場の一日と変わらないほど運命的でありうる。」(『ガチョウの本』P64)
長谷川町子『サザエさん』の中で描かれる「土用の丑の日」。
(参照:『うなぎと日本人』角川文庫、P88~89)
「ターミナル駅から一駅のエリアは、ユニークな店ができるなど個性をもつまちとして発展しやすいということで「一つ目小町」と呼ばれる時代があった。東京圏では代官山など、大阪圏では大阪駅(JR)の隣の福島駅や天満駅界隈がその例である。」(伊丹康二・文、『鉄道と郊外』鹿島出版会、P152)
「漫画より楽しいことがあるものなら、ぜひ教えてほしいわね。」(高橋留美子・述、『カメントツの漫画ならず道 2』小学館、P96)
#漫画の日
7月11日は、漫画家・三浦建太郎の誕生日。
「人は同じ過ちを繰り返す様に見えるけれど 因果は決して円環ではない 螺旋なのです」(『ベルセルク』26巻、白泉社より)
長谷川町子が描いた、サザエさん一家の二十年後。
(参照:『サザエさん 29』朝日新聞出版、P118)