「アテンションプリーズ」
(案:上條逸雄 画:細川知栄子)
週刊少女フレンド 1970.12.22
恐らく少女まんが史上最もキチガイが連呼される回では
これは作者というより当時の感覚や認識の問題であって、こういった表現を「漂白」してなかった事にしてしまうのは、歴史をそれこそ「修正」する行為だろう
明智五郎「死に水」
現実そのものに潜む異常さや欲望を冷徹なタッチで描く
檸檬社の雑誌に残した一連のシリーズもの(サラリーマン・ブルースetc)はどれも秀逸で、もうこれはいい加減しつこいよ!と思われようが今後再評価をされるべき作家であると何度でも繰り返しておくぞ!
オキサタローと言えば浮世絵の様な絵柄で破壊的かつナンセンスな内容のエロまんがを描く作家というイメージが有ったが、こういった作品もあるんだな。
雑誌の方針として比較的作家の好きに描かせてくれるといった事情もあったのかもしれんが、上記の様な作風とは又違った一面が見れて興味深い。