増刊プレイコミック(秋田書店)1976.8.20
室井至誠や叶バンチョウ掲載
室井作品はまだ80年代に入って画風を確立する前の絵柄だ
そして小池一夫&北野英明コンビのタイトルは強烈過ぎる
『性春』水沢和彦
(ナック情報 1972.2)
他には新樹書房の実話誌などで描いている作家だが、奇妙な味わいがある。
近親相姦+SMといった題材や強引な展開に加えて主人公の心理描写など見るべき所はあるが、如何せん何か足りない。
が、不完全であるが故の魅力がこういった埋め草〜辺境劇画にはある。
『女と事件』
(1975.7 辰巳出版)
名保木勝
「死にたい男」
凡天プロの作家でこれはコメディ調だけど絵の雰囲気が好き
皆んな大好き、飯島市郎先生
主人公の女が永遠の若さを保つ為に若い女と脳を入れ替える機械を使って色々悪さする、、
ってあらすじだけでもう既に絶対的に面白い事が確定してると分かるはず
前にも書いたけど、まんだらけさんにはブラパン全集に続いて特漫編を是非やって貰いたいと切に願ってます
んで、この「転向」
余りのひどさに乾いた笑いが出て来るが、池袋正という名前に注目して欲しい
実はこれ、以前にも紹介した沼礼一(?)の自販機本ネームの一つと同じなのだ
ここまで適当だと他作品の流用とも思えんが、そうすると本人が直接関わってるって事?
自販機本はマジで奥が深過ぎる https://t.co/BbAxdbZ0dS
芳成かなこ(香名子)先生はあきの香奈先生や五彩きょうこ先生に比べて出現頻度が低い
頑張って地道に集めてるので、売りたい人いたら声かけて下さい
この作品は以前紹介した「ごめんなさい」「雨あがり」と共にフェアベル社から出ている選集で読めるんだけど「めかけ」が「愛人」に修正されている。
「バタ屋」はそのままだったりして、結局匙加減一つで決まるという事なんだと思うけど、こういう「漂白」みたいな事すると本来の姿が分からなくなる。
「鮫肌の女」三園寛之
メルヘン・スリラーとか書いてるけど全然内容はメルヘンじゃない海洋ホラー
他にも特漫で怪奇物を描いてるみたいだけど単行本は出てないんだね
かなり上手いし面白いのに勿体ないなぁ