初心者が描きがちなマンガが「上」です。
何が描かれているかは、読者の想像に頼り過ぎです。
分からないわけではないけれど、マンガ表現としては幼いです。
マンガとして表現できているのは「下」なのですが、描き慣れてこないと難しいです。
「誰が主人公」「どういう状況」「それぞれの位置関係」を読み手に考えさせる描き方の学生のマンガというのは、例えばこんなの。
20年ぶりに「コロコロコミック」向けのマンガを描き始めました。
(もちろん依頼はありません)
心残りがあった「ネーム」に生命を与えたかったのだと思います。
1ページ目です。
「コマのつなげ方」
コマの並べ方で「異なる時間の流れ」が表現できます。
「流れる時間」を調整することで「見せたい事」が変わります。
上:つまずいて転びそうになった
下:つまずいて転んだ
使うのは2コマですが、伝わり方が異なる」→これは「無駄なコマを整理するための考え方」となります。
まとめ的な「マンガ表現基礎」最後の課題です。
トライしてみてください(^_^)
#かとう式マンガ表現基礎課題
上と下。
どちらが見やすく、どちらが見づらいのか?
それはなぜなのか?
知っているといないでは、表現に大きな差が出てきます。
しかし説明的なセリフがたくさん書き込まれた途端、時間がピタリと止まってしまう。
これは「マンガ表現として適切ではない」ということなのではないか考えている。