『風立ちぬ』を観ながら、宮崎駿が非マニア層を観客の主軸に据えはじめたのはいつからだろう、と考えてしまう。
戦争と兵器と人の関係性を描く宮崎作品といえば、明らかに戦車マニア向けな『泥まみれの虎』という作品が、なんとも深く刺さるモノがあった。いろいろと感慨深い。
#風立ちぬ
近ごろ流行の「おっさん」系ストーリーも、キャラ画が妙に美形で加齢臭と無縁ぽかったりして、かなり残念なものがある。
その点、デトロイト・メタル・シティに出てきた「資本主義の豚」梨元さんはあらゆる意味でイケていた。なぜこの路線で突貫できないのか。
人間心理は難しい。
この東卍ならクラウザーさん単騎で余裕で倒せるっしょ、とか余計なことを言ってはいけないのだ。
『巨匠とマルガリータ』日本語版Wikiで一点気になるのが、ラストで巨匠とマルガリータが「天界に連れて行かれ」とある点。
聖マタイの台詞「彼らは光ではなく、安らぎを得た」が象徴するように、実際は煉獄じみた特殊ゾーン行きで「永遠のダークサイドでの救済」を悪魔が神から委託されるのだ。凄い!
同じく最新のロシア製装甲車である「クルガネツ-25」のWiki説明にて、
「コンソールは若い兵士が直感的に操作しやすいものにするため、プレイステーションのコントローラーに似たものを採用している」
とあって、吉田戦車の『戦え!軍人くん』とかだと、何やら凄い不条理ネタに昇華しそうだと思った。
こういうとき何がオススメ動画で出てくるか、人によってはコスメやらファッションとかなのだろうけど、私の場合、吉田製作所とかフェイク商品の闇とか裏社会ジャーニーなんですよね。
稲中の気持ちがよくわかるというか。
このガンプラ問題、
「ガンプラは自由だ!」という定番化した強力な言霊に対し、
「ならば縛るのも自由!」など逆説文脈を笑いの方向に解放するルートが普及していなかったのも、地味ながら問題かもしれません。
今さら世間絶賛のサイコホラー映画『ミッドサマー』を観た。マジ傑作。世間が「北欧」に期待するイメージの陰画をこれ以上掘り下げるのは困難だろう。
もしリア充系の米国大学生ではなくデトロイトメタルシティの面々が登場していたら、童貞パワーの怨念であの魔界村を撃破したのでは?とも思ったり。
ちなみに、「○○は●●のことをなぜあんなに敵視するのかしら?」的な問題が浮上したところで、ウチの夫は「自白させる秘孔を突けばいいのに!」とかアホなことを言ってましたが、そういうマンガではありません。
#ささこい