永遠に終わらぬ本棚整理(ていうか終活を兼ねた本の処分)中ずっと探してた蛭子能収『長崎物語』見つけた。ガロ88年。「おお、これは蛭子さんの自伝漫画!」と当時大期待。定まらない将来の夢、焦り、ギャンブル、昔の友人との再会、そして!→
そのまた友人の家を訪れてなんだかよくわからない会話がまったり続いた中、唐突に挟まる現代の作者のぼやき。2コマだけ。これは斬新すぎて目を奪われた。うわー!こんな漫画の描き方していいんだ!!→
そしてその後何事もなかったかのように友人との会話が特にドラマチックな要素もなく続き、唐突な「終わり」。え、これで終わり?本当に描いててつまんなくなって放り出したんだ!うわー!
昔の少女漫画の、ファッションイラスト風の絵がストーリーと関係なく立ち切りで描かれてる、あの演出。エロ漫画でやったらどうか、と突然妄想。まだエロい場面が始まる前からエッチな格好したヒロインが大きくどーん。意味なし!演出台無し!読者混乱!
梶原一騎と言えば(ちばてつや 先生を例外として)原作の一行、登場人物の一言までも漫画家による改変を許さない人、というイメージがあるんだけど。『プロレススーパースター列伝』の「ホゲッ」「ホゲーッ」も原作に書かれていたんだろうか。気になる。