物語の展開を説明するト書きが「あまりの迫力で言いよどむ」ってすごいなあ。まあプロレスの実況と被ってることはわかるけど。
いろいろ怖い噂を聞く梶原一騎だが、小林よしのり『格闘お遊戯』の「火事花一揆」はあれ、大丈夫だったのかな。かなり酷いレベルまでおちょくられてましたが。あの梶原先生のパロディしたい、でも怖くてできない…って人は当時多かったろう。←ほとんど独り占めしたような名キャラクターだったなあ。
奇人変人の逸話が山ほどある蛭子先生ですが「ガロまんが道」と題された特集(95,10)に寄稿した作品「投稿漫画持ち込みの良い方法」見ると驚くほどまともで謙虚すぎて逆に微笑ましくなりますね。良い漫画。
90年代のガロ、整理してて。唐突ですがこのころの平口広美先生の漫画に出てくる女の子は萌え漫画的文脈で見てかわいい子が多いですね。→ガロでもB級エロ劇画誌でもみんなこれ以上ないくらい不条理で可哀想な目に遭うけど。(創作なので良いのです)
古雑誌の切り抜きを購入。創刊まもない頃の少年サンデー。少年週刊誌に載ったことあったんだ前谷惟光!知らなかった!あいもかわらぬ展開、あいもかわらぬキャラたちのぼやきでこの先生は全くぶれない。でも微妙に雰囲気違うな。→
と思ったら小学館特有のセリフの句読点と、これも貸本や虫コミックスでは使ってるの見たことない三点リーダー(…)のせいでした。編集者のお仕事で、仕方がないんだけど。雰囲気変わるなあ。
特にこのコマなんてネーム書き忘れたところに編集さんが機械的に写植貼ったのでは?と邪推しちゃう。前谷漫画って必ずなんかぼやくじゃないですか。今までこういう無言……って見たことない。
先日、前谷惟光の漫画『ロボットくん』のこと呟いて。そのつながりで貸本の「火星の八ちゃん」。自分が生まれる少し前くらいの(大昔)漫画だけど読んだら笑ってしまった。八ちゃんと一緒にいるの作者ね。自虐ギャグは時代を越える。
『COM』1969・6月号「月の男」ヒサクニヒコ 戦争をやめられない人類の愚かさを寓話的に物語る。なぜか月にいる車椅子の男を迎えにやってくる戦艦大和(だよね?)。地球に向かう大和の構図が1974年のあのアニメの構図にあまりにも似ていて衝撃。