またその後に続くやり取りを見る限り、蟲使い達は「腐海が世界を浄化している」ことは知らない様子でした。すると、先に見た、新たに腐海が生まれる際の彼等の「穢れを浄める」云々発言は、文字通りの世界浄化というよりは「穢れを祓う浄化の炎」的な理解に近いのかもしれません。

これはもう少し噛み砕くと、「腐海は天罰だが蟲使いは腐海で生きていける。腐海の拡大は、穢れた外界を滅ぼす意味では世界の浄めに繋がる」となるでしょうか。…外界との交易に依存する彼等にとっては諸刃の刃な考え方なのですが。

最期に、「腐海による世界浄化」という真実を知る「森の人」にとって、腐海と蟲は神聖な存在であり、外界との交流を絶つ彼等にとっては文字通り「世界ノ全テ」です。それだけに更なる奥の真相ー腐海が世界浄化のため「だけ」に人為的に創造されたーは彼等には受け入れがたいものでした。

人は己が欲するものしか見ようとしない、とは古代からの箴言ですが、「森の人」も腐海への信仰・神聖視が強く、ために真相に至る疑問ーなぜ青き清浄の地に自分達はたどり着けないのかーをタブーとして封印し、目をそらし続けてしまいました。

対してナウシカは、幾多の試練と絶望・虚無を乗り越えた末、この現実を直視し、「腐海や王蟲の偉大さと、その発生原因(そして仕組まれた宿命)は別だ」とはっきり述べます。これは理屈では解ってもなかなか実践できるものではなく、そこにこそ彼女の真の「強さ」があるように思われるのです。

コミケ当落報告用の素材を置いて、いざ職場へ。 …どうか受かりますように、というよりまずは無事に開催されますように！ #コミケ

#逃げ上手の若君 第7話。自らの命を狙う小笠原貞宗の弓引く姿をはっきり「美しい」と口にし、更に彼との命がけの鬼ごっこを想像してワクワクしちゃう時行君のメンタルは間違いなくザ・中世武士。ただ流石に「ドキッ 五大院だらけの鎌倉 （生首）ポロリもあるよ」はちょっと…！

あと、眼力が既に人間を辞めつつある小笠原サン。どう見てもこの場では諏訪頼重より遥かに怪しいのだが、お目目と鼻が「ヌチュ」とキッス♡してしまった後、二人揃って落ち込む様子はとても可愛い（？）。

して貞宗様、その守護命令、どのように沙汰付（実行）されますかな？きっとここで師直殿から執事施行状が出てきて（以下略

今週の #逃げ上手の若君 、冒頭の小笠原公のインパクトが強すぎてもう堪らない。なんですか眼球伝導（笑）て…これが本当の「目は口ほどに物を言う」？いやいやそういう意味じゃない…はず…

うん、まぁ確かに貞宗サンの目は疑いたくなる（但し物理的な意味で） #逃げ上手の若君

そして怪人もとい諏訪さんも負けていない。犬追物競技というある種の祭典を舞台にした「外交戦争」に負けじと煽り返すその根性、恐れ入ったり。時行君は結構とばっちりな気もしますが、はてどうやってこの勝負を乗り切るのか、次回が見ものですねコレは。