そういやTV版のマジンガーZでは甲児のおじいちゃんはDr.ヘルたちに殺されてたのね。原作だと全然関係なくただ事故で鉄骨に潰されて死んじゃうんだよな。なんとなくDr.ヘルに殺されたっぽい印象だけど全然関係ない。さらに原作でも終盤になるといつの間にかDr.ヘルに殺されたことになってるし。濡れ衣!
あたるがいつもちょっかいを出してるという体になってるけどラムの旧友も貞操観念がないというか相当テキトーなんだよな(笑。ラムもそれをわかってて結構警戒してるし怒るんだけどそれはそれで別に仲悪くなったりとかしないのね。カラッとしてんだよな。これどっちもどっちというか相当倫理観ないよね
うる星やつらってハーレム漫画の元祖的に言われるけどそうでもないと思うよ。皆がてんで好き勝手な事してるだけで。男も女もどいつもこいつも。ヒロインも自分が耳目を集めてることにまんざらでもないし。一世代前だとこれは「はしたない」って感覚だったからね。誰も自分の欲望をたしなめられない世界
でもF先生の場合、不条理を描くのでも絶対設定を作ると思うの。これ宇宙人側に裏設定があると思うんですよ。よくわからないからわからないんだ、にはしてない(読者に理解されようとされまいと関係なく)。多分これ宇宙人は地球人の生殖行為を観察に来てるのね。宇宙人からすると有性生殖が珍しいので。
宇宙人も一応お礼として観察した個体に有益なことをして帰るんだけどそれが地球人から見るとまたトンチンカンで更によくわからないことになってる、という二重の不条理オチなのね。不条理とはディスコミュニケーションであると。藤子・F・不二雄先生の不条理のひとつの解釈。
「T・Mは絶対に」のここの部分の意味がずっとわからないんですよ僕。というかこの1ページ丸々いらないよね?これはどういう意味?なの?なんでここで地下室に侵入者がいる描写が入るの?誰か教えてプリーズ。
F先生って「SF短編は盆栽である。無駄な枝葉を剪定して完成度を上げる」っていうじゃん。それを考えるとここ完全に無駄だと思うのね。そこで大胆過ぎる仮説を。この1ページ,後から追加で入れてない?ページ数ミスかなんかで。そしてこの前後のページを繋げてみると…ほら,この方が繋がる気がしませんか?
未来人や進んだ世界の人が(当時の)現代に古さを感じるシーンって後から見るとギャップ凄いよね。最新型が古くなってるギャグ。バックトゥザフューチャー2で初代マックがアンティークになってるとか21エモンの昭和村とか。東京タワーが1958年,0系新幹線なんて1964年運用開始で本当に最新だったんすよね
藤子F作品ってスケベキャラとかは少ないんだけど、たまーに出ると何故か赤塚不二夫先生の似顔絵になってるのってF先生はすごいウケて描いてた気がする。女子にちょっかい出すのは赤塚君だろうって(笑
これ,描かれた当時(1982)は「面白いけどやっぱり漫画だな。『画像を重ねて』ってVRAM何枚あるんだ。『背景をタッチして消して』とか気軽に言うけどどうやって輪郭判定するのか」と思ったけど全部実現されたもんな。構造もインターフェースもほぼこのまま。レイヤーって概念が普通に描かれてる。凄いよ