夜寝ていても「寝ている場合じゃない」と起き出して漫画を描き始める強迫観念の中で日々を過ごす。目がしょぼしょぼしつつ描いても描いても終わらない。1冊300ページを一気に描くのは無理がある。でも描かなくては終わらない。相変わらず人が多い場面ばかり。
「あつはなついぜ」と多くの人が口にする季節。元ネタは松本大洋の『ピンポン』らしいけど、それより前から『かいけつゾロリ』が使っていたという情報もあります。
古典について専門的な勉強はしていないし、漫画はこれがデビュー作ですが、詩に関してはひとまずプロの仕事をしていますので、わかりやすく表現しているつもりです。#知泉源氏
『知泉源氏』描いても描いても大人数。
4巻はインクの量でずっしり重い本になる予定。
乱視が進んでも、ペンダこが軋んでも、ただただ描き続けるのみ。
わだば日本のゴッホになる!ってゴッホのように売れないのは嫌だけど。
『知泉源氏』の6巻掲載予定の漫画に蛭子さんが出てくる。神話の恵比寿様の解説で蛭子(ひるこ)と書いてなぜエビスなのかという部分。でもすでにテレビにもほとんど出ない蛭子さんの話題。10年後の子供達に理解できるだろうかと考えてしまう。
『知泉源氏』のこんな場面を描いている時にもそんな時代を思い出していた。
って原典を読んでいない人にとってはネタバレすんなって感じかもしれないので、ごめん。
『知泉源氏5』100ページ突破。これで3分の1だ。
源氏物語はどうしても歌を詠んだり、手紙のやりとり場面が多く、絵に動きがないので、変化をつけるためにこんなお遊びの絵を挿入して飽きさせないように工夫しています。
お遊びの絵と言っても、手塚先生のように『火の鳥』というドシリアスで哲学的な漫画の中、源平合戦の時代にいきなり電話を登場させるような度胸は無いでやんす。
手塚先生やりたい放題無双。
『知泉源氏4』に初登場する朧月夜は光源氏を振り回す、俗に言う地雷女だけど、彼女なりの切なさも描かれていて描いているうちに共感してしまう。紫式部姐さんの人物造形の巧妙さにやられてしまう。
(画像は『知泉源氏5』掲載予定のページ)
りしてしまいました。漫画を書いたのが永井豪さんのダイナミックプロ出身の桜多吾作さん。去年お亡くなりになってしまいましたが、子供の頃読んでいた方が漫画を書いてくれるなんて驚き。あまりどぎついネタは書けなかったので短期でその仕事は終わってしまいましたが、このコンビニコミックはどこかで
配信されているらしく、いまだに1年に二回ほど少額が「配信印税」として振り込まれてくる。
マジンガーZなどのコミカライズをしていた桜多吾作さんの原作を書いたことは自慢の一つであります。