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どうしてきみには分かるのだろう。どうしようもなく憤って、それを打ち消すために頭の中を空っぽにして、誰にも話しかけられたくなくて、でも誰かにそばにいて欲しくて、考えてもぐしゃぐしゃになって、寄り固まって自分でも解けなくなった雁字搦めな糸みたいな気持ちを、こうも容易く解いてしまう。
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