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その男は、長髪黒縁眼鏡で、わずかな笑みを浮かべていつも街角にいた。パンタロン穿いて白いフォークギターを持っていたら、この国が豊かさに向かっていたあの頃の若者そのままだった。この半世紀、彼が抗ってきたのは、時代の流れそのものだったのだろうか。
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