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⑤(絵は再掲) 冷えた階段に座って丸くなる姿が、まるで胎児のようだと思った。長い間自分がそんな体勢を取っていたから例えがそれしか浮かばないのだと言われれば、きっとそうなのだろう。 それでも、悠仁には胎児ではなく人らしく在ってほしかった。 兄は、寄り添うことしか知らない。 「兄」より
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