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不意の襲撃。頼りになる後輩ともはぐれ、通信も出来ず、おまけに逃げる途中で脚を擦りむいた。あるのは未熟者を魔術師にしてくれる礼装と無意味な令呪だけ。追い立てる背後の咆哮に、現状出来うる最大限の抵抗を構えた。やるしかない。向き合って、今まさに対面すべく地面を蹴る音に立ち向かう。
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