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嗣人『四ツ山鬼談』を読みました。著者が故郷の熊本市で集めた体験談を、ルポ形式ではなく一人称の「小説」として描く短編集。黒い人、床下を這う者、床の間の箪笥、遠い記憶──。「私」というゼロ距離で語られる恐怖が静かに、ひたひたと迫ってきます。骨太の一作です。息を詰めてお読みください。
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