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終焉の折り、天から無数の猫の鳴き声が地上に降り注ぎ、荒れ果てた大地は巨大な猫が丸まった毛皮の中心部に果てしなく吸い込まれ落ちていく。かくして世界は1匹の猫に収束する。世界を支えていた亀を背に乗せて猫はぽてぽてと移動し、いつかまた、次の世界を毛玉と一緒にケロケロと吐き出したりする。
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