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【補論②】恐らくミラルパにとって、僧会の教義は元々民衆教化の手段でしたが、民衆不信が高じるにつれ、畏怖と尊崇を強制する手段に転じていきました。その彼が僧会教義の核心と言える来世転生を信じることができず、老いと死に怯え続けたのは皮肉を通り越して悲劇的ですらあります。
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