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かくも深く、殆ど憎悪とすら言えるミラルパの民衆不信は、彼の百年に及ぶ統治の「なれの果て」でした。嘗て民の安寧を心底願った筈のミラルパは、いつまでも不毛な対立を続ける彼らに絶望し、遂には恐怖と圧政で無理矢理抑えつけ従わせるという、本末転倒な晩年に至ります。
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