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残り火が消化され、既に観客もまばらになった火刑場。熱をもった地面からは湯気が立ち上っていた。狂信者は今日も現れなかった神に祈りながら、ぼんやりと次の裁判を待っていた。その時、一本の手が地面を突き破って現れた。「⁉︎ーー神、様?」手は何かを伝えるように左右に揺れる。「へ・る・ぷ?」
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