僕「企業の漫画が炎上したらしい」
友「えぇ」
僕「次話はどうするのが正解かな?」
友「自粛?」
僕「自粛するとアンチは自分の手柄って喜ぶし、投稿すると内容に変更がなくても、自分のおかげで内容が良くなったと喜ぶ」
友「自己奉仕バイアス」
僕「結局なにしても喜ぶから投稿するのが正解」
快楽殺人鬼は涙ながらに訴える。「少数の声のでかい人間がクレームをつけることで、それを楽しんでいた人間が楽しみを奪われるなんて許されることじゃない!そんな社会だから、みんなが生き辛くなるんだ‼︎」裁判長が頷く。「君の主張は一部理解できるところがある。有罪」快楽殺人鬼は死刑になった。
会議は紛糾していた。「処刑すべきだ!」過激派が叫ぶ。議長は腕を組むと、沈黙を貫く中年に水を向ける。「どう思う?」中年の深い皺が刻まれた顔には、魑魅魍魎溢れる王宮で長い年月を過ごしてきた苦労が見て取れた。中年は長い沈黙の後結論を出す。「ーーいんじゃね?」こうして男の判決は下された。
夏休みの自由工作として、お盆の精霊馬を作ることにした。「かっこいいのにしたい」母の家庭菜園で取れた大量の野菜を前に試行錯誤を繰り返す。「できた‼︎」母に見せる。「これは?」「ナスビマン‼︎」「きゅうりの馬は?」「食べた‼︎」数日後、ナスビマンは田楽になり、課題は提出できなかった。
宛先不明の小包が届いた。開けてみると中身はどうやら植物の種のようだった。「あら素敵な贈り物ね」早速土に撒いてみることにした。植物の日々の成長を絵日記につけるのが日課になった。数ヶ月後。その土地の生態系は破壊され、人々は不審死を遂げた。最初の犠牲者の家では、奇妙な日記が発見された。
一時の気の迷いで、ワンピースとボーボボの二次創作が描きたくなりました。
「ファンアート」です。
ーーなんかごめんなさい。
残り火が消化され、既に観客もまばらになった火刑場。熱をもった地面からは湯気が立ち上っていた。狂信者は今日も現れなかった神に祈りながら、ぼんやりと次の裁判を待っていた。その時、一本の手が地面を突き破って現れた。「⁉︎ーー神、様?」手は何かを伝えるように左右に揺れる。「へ・る・ぷ?」