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本作は渇愛に焦点を当てる。「四分律」の須提那姦淫説話や、阿難尊者が尼僧を認めるよう釈尊に迫る「チュッラ・ヴァッガ」で、特に後者の表現はきわめて印象的。ヤソーダラーとの対話も含め、情や性欲を克服する難しさ、持戒の苦しさを、有川旭一は見事に描ききったと言えるのではないか。
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