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(3/4) 「…おれは毎日払暁に起きて、剣術の稽古に行く前に、徳利搗といふことをやつたよ。これは、徳利の中へ玄米五合ばかりを入れて、その口へはいるほどに削つた樫の棒で、こつこつ搗くのサ。おれは毎朝掌に豆の出来るほど搗いてこれを篩でおろし、自ら炊いて父母に供したことかあるヨ。」
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