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「それからだんだん進むと、増水した大井川に差しかかった。問屋場へ寄って、 『水戸の急ぎの御用だ。早く通せ』 と言ったら、さっそく人足が来て、 『大変だ』 『播磨様の御用だ』 と抜かした。おれは蓮台で越し、荷物は人足が運んだが、水上に四人並んで水をよけるさまは、気持ちが良かった。」
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