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(3/4) 「その日はひときわ暖かく、袷一枚で山に登るにも汗が出るくらいだった。それでも雨が降るとは誰も思わないから、雨具持ちが腹を立てていた。 麓の茶屋へ駕籠を預けて、二十五町、頂上まで登って、ようやく妙見宮へ来た。水行をして本堂へ行ったら、大勢がおれの御紋服を見て驚いていた。」
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