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【名誉の大力】足利尊氏に敗れた新田義貞は、水嵩の増す天竜川に退路を阻まれた。浮橋を急造して渡河を試みるも二十数人を残して橋が壊れてしまったその時、名張八郎は仲間を掴み上げ次々と橋の向こうへ投げ渡し、残る二人は脇に抱えて川を飛び越え事なきを得たという(太平記巻十四:官軍引退箱根事)。
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