【背景を使った視線誘導の話】①
漫画の画面って「セリフから次のセリフへスムーズに視線をつなげてもらう」が最重要と思うんですよね(とても難しい)。背景を利用してセリフの誘導ラインが作れるという見本です。
自分で背景を描かない場合でも、素材をコマに入れるときの参考になるかも。
【背景の練習】
自分が理想とする漫画を模写するのがいちばん感覚つかめると思います。小物や家具まで全部模写してたら大変だし細部に気を取られてしまうので、部屋を箱として捉えたりパースの消失点がどこかとか簡略化して描いてみる。
自分の完成原稿も同じように簡略化して、お手本との差を考える
【背景・パースでのマンガ演出】
パースは道具です。
1枚目と2枚目、セリフが同じでも印象が変わる。
「どういうマンガを理想とするか?」「どういう雰囲気を作りたいか?」などの目的に応じて使おう。
【トーンの考え方】
マンガはとにかく「次のフキダシに進ませる」「キャラを目立たせる」が大事だと思います。
トーンを貼る大きな目的は
①フキダシの視線誘導
②キャラの強調
他にも画面を華やかにする・立体的にする・感情を表す…等ありますが、①②を優先すれば読みやすさを確保できるかなと。
【トーンについて②】
リアルは無視して読みやすさ重視!
課題3で描くのは『真っ暗な店内にいる2人』
背景に合わせた暗さだと2枚目の画像となり、人物が全く見えないです。実際の暗さではなく読みやすさ重視で人物を白く抜いてます。
となりのヤングジャンプ・スピード漫画賞にて
「透明な君との距離は」(「キラキラ眼鏡女子」収録)が
準大賞をいただきました。
ありがとうございます!
受賞作はとなりのヤングジャンプに今月掲載予定です
https://t.co/RUD9BthesY
本日1/26発売の『ヤングアニマル』3号で発表されました。
「1/720の初恋」が月間漫画賞NEXT YA2月期佳作をいただきました。描き下ろし受賞コラムも掲載いただいてます。本誌にてぜひお読みください