「6巻で遂に各々の境界を超え全員一緒の”カフェ”が出来た」「次にカフェは”セカイ”に飛び出した」「そして(ロイヤルキャッツをその象徴として)セカイがカフェになっちゃった!」というこれまでの全てがこの言葉に詰まってるし、作中人にしてこれを言えたのが千夜ちゃんなのもやっぱりなんだな…
シャロちゃんが怒涛の勢いで不安を吐き出すシーン、十中八九これの再演だと思うけど、この時はむしろ「どんな先輩も全部リゼ先輩です!」って言ったんだよな
それが一転して「変化するの寂しいです!」って言い出すのは一見矛盾であるにも拘わらず「どちらもリゼを救ってる」のが凄いな…
あえて違う道を行くと嘘吐くチノちゃん、ともすればココアちゃん以上に始まりの思い出を大切にしてそうなのが伝わるし、同時に1巻を再現することであの時とは違い「違う道を行っても同じ場所に辿り着く」ようになった変化も強く浴びせられて泣きそうになるな…いや泣いてる…
かつて「保登心愛の来訪をきっかけにバラバラだったみんなが繋がった物語」を描いたごちうさの新たなる「繋がりの物語」の中心に今度は香風智乃が立っているの正しく受け継がれる春の女神の姿だ……