振袖新造から留袖になるための発見世の日を水揚げといいますが15話では左上のコマが水揚げを祝う場面で見世の前に蒸し菓子を入れた蒸篭を積み、芸者や太鼓持ちが手を打って祝います。蒸篭には「竹村伊勢」と書かれていて贈答の着物が乗せられています。
前回初回の場面を描きましたが、初回は「遣手」が客と遊女の取り持ちをしますのでおかねがいないのは大丈夫なの?となりましたので番頭新造(遣手の次くらいのお局)がよく世話をしたということに。ここで番新がよく働いたと言うと情報量が多すぎるので省略、水をぐい飲みしているのは番頭新造です。