前回初回の場面を描きましたが、初回は「遣手」が客と遊女の取り持ちをしますのでおかねがいないのは大丈夫なの?となりましたので番頭新造(遣手の次くらいのお局)がよく世話をしたということに。ここで番新がよく働いたと言うと情報量が多すぎるので省略、水をぐい飲みしているのは番頭新造です。
振袖新造から留袖になるための発見世の日を水揚げといいますが15話では左上のコマが水揚げを祝う場面で見世の前に蒸し菓子を入れた蒸篭を積み、芸者や太鼓持ちが手を打って祝います。蒸篭には「竹村伊勢」と書かれていて贈答の着物が乗せられています。
立て札がありますがせっかくなのでMOJIOさん@edo_one_dash に書いてもらいました!定、作家たるもの納期を守ること、しかし時には休息すること、祝、丁寧餓鬼単行本発売祝、皆様のおかげです。
と書かれています!すごい、全く読めない。
神楽殿の下に壺がありますが、江戸時代に栄えた木蝋豪商のお屋敷を見学した時に大広間の畳の下に壺が敷き詰められていたのを採用してみました。大広間では芸者衆を呼んで宴会をしたそうなので音が良く響くように畳の下に壺を敷き詰めていました。
#あおのたつき