先日のフィルソで配布していたペーパー漫画です。新刊本編の内容が張り詰めていたのでこちらはゆるゆるな感じに。
ネーム…というよりプロット以上ネーム未満みたいなもの。コマ割りと構図、台詞と人物配置の決定が目的。体力は温存しておく。表情や仕草が大事なシーンならもう少し描き込みます。そのページの一番大きなコマや魅せゴマがあればそれもメモしておく。描いたあとから「ここもっと大きく」とか。
原稿用紙に清書。初めはネームをそのまま描き写したような状態から肉付けしていきます。多少台詞を調整したり。初めに配置やバランスを決めているのであとは己の愛と情熱と根性の勝負。ここでようやく背景資料収集を開始。プロットには白い空間に「良い感じの背景」とだけ記されている。闘いが始まる。
ネームの構図でひとつだけ2パターン描いたのはここ。左向きに走っていく構図はスピード感が出るけど直近まで横向きの構図が連続していたので印象に欠けそうだと思い、2枚目に描き直しました。斜め手前に進めば右ページから離れるイメージと感情がこちらに迫ってくるイメージが伝わりそうだったので。
如雨露ひめとはなちゃんはブリキの如雨露を世界に向ける中々ない共通点の持ち主なので一度一緒に描いてみたかったんです。