万引きと新宿での男遊びの噂の件は、それまでの数々の描写を踏まえると咄嗟にその場でついた嘘だとかなり分かりやすいかと。すれ違った時に陰口を言っていた生徒も精々「本当に南極って言った!」程度でした。民間南極観測隊への不安と、キマリとの関係性の変化から来る焦慮が大きかったのですね。
次に母親が南極について知っていた件。曜子と会話するシーンはありますが、告げ口を挟める流れは一切無いまま。何より4話で「近所の人に言われるまで。恥かいちゃった」と言っているので、これはキマリに自分を嫌ってもらうため、絶交への過程でついた嘘の一つだと分かります。
5話放送日なので配信コメントで非難される事が多い《めぐっちゃん》についての補足です。100万円持ってると上級生が知っていた件は、同級生から執拗に絡まれ遇らう形で受け答えした結果で、自ら扇動して広まったのではないと漫画版で明確に。少しでも本当の彼女を理解してもらえると幸いです。
語咄し編『胡蝶ノ夢』
ひぐらし史上最悪の世界。永劫の六月を打ち破ったはずの世界。沙都子は監禁され続け、レナと魅音はまるで別人、詩音は生まれてすぐ処分され、希望である圭一はトラックにはねられ意識不明の重体。黒幕さえ存在しない。そして、どの世界でも唯一の理解者であった羽入は…