ビデオを見て「本なのに映像が流れてる…？」などと言うあたり、割と衝撃っちゃ衝撃の世代格差

近頃、「AKIRA」の「東京五輪まであと●日」のシーンがよく出回ってるけど、むしろ漫画版のこれに近くなってきたよね

読み直してるけど、ゆうきまさみ『新九郎、奔る！』は本当に中世以来の日本の地方政治の本質を突くよなぁと。つまりこういうことなんですよね、選挙区上がりの政治家というのは。鎌倉室町の代から変わらない

積極的に使っていきたい

ナマコ戦争スゲエ… （鈴木智彦「サカナとヤクザ」より引用）

遅ればせながら少年ジャンプで話題の「逃げ上手の若君」第一話を読んだんだけど、ここから次のページにかけてのスピード感は、マンガのチカラを見せつけられた気がしました。

文藝春秋からご恵贈いただいた『日本のいちばん長い日』漫画版。さすが、星野之宣作画であり、この迫力よ。

ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」で、ホームレスを用いた非人道的な実験について、それを主導した元高級官僚がジャーナリストの取材にこう答えるシーンがあるのですが、彼自身もあっけなくホームレスに転落してしまった上で吐いたこのセリフ、色々考えさせられるところであります

ほぼ在京の伊勢備前守家の出身で青臭く領地経営に乗り出そうとする主人公・新九郎の「京から目線」に対し、同じ伊勢一門ながら備前守家と確執のある掃部助家の盛頼が、唯一本気でキレた場面ではなかろうか。

そういう意味で言うと、ゆるふわ警察ギャグ漫画として知られる『ハコヅメ』は時折、この国では類い稀なる水準の「組織哲学」をサラリと練り込んでいて、さすが我が国最大最強の組織たる警察にいた人は違うと感服する次第

SPY×FAMILYのヘンダーソン先生の過去回、作者の戦争モノへの造詣がこれでもかとばかりにぶちこまれているのだが、個人的にはこのシーン含めた教育と戦争の描写が、ウチの母方の祖父（広島高師）の境遇をふと思い起こさせる

ナイナイのオカツネ会長しかり、いしいひさいち作品のナベツネツネオしかり、平成エンタメを彩った偉大なヒール（言葉を選ばず言うなら「老権力」の代表格として）であり、しかし言論界において無二の存在感を放った巨人だったことは間違いない