Vol.57 たとえ日々変わらぬ日輪の下で 生き長らえている気がしたとしても 必ず月日は流過している事実を 思い知るときは来るだろう　#日記

Vol.56 たとえ温暖な陽気が続いたとしても 今度は糧秣からの体調維持が 求められていくだろう　#日記

Vol.55 たとえ朝にさえずるウグイス兄貴の 姿は見えずとも 空は青く澄み季節は巡り 航空機は旅立ってゆくだろう #日記

Vol.51 たとえどれだけ疫禍に街が疲弊しても いずれ人々は立ち 活況の戻る日は来るだろう　#日記

Vol.50 たとえ部屋に突如学生時代の友人たちが 押しかけてきたのが 仮眠中に見た夢だったとしても それは何がしかの感情を 胸中に呼び起こすだろう　#日記

Vol.49 たとえ酒場に行けぬ日々だとしても ホテイの焼き鳥缶に 救われる時もあるだろう #日記

Vol.48 たとえ何度耳にしようとも 不意の緊急地震速報に 慣れを覚える事は無いだろう　#日記

Vol.47 たとえ街を依然沈滞が支配していたとしても 銭湯の番台でノンアルコールビールを 供与される幸運に浴し得る瞬間くらいは 存在するだろう　#日記

Vol.46 たとえエノキやキャベツなど 食材の一部が高騰したとしても 非常時ならば致し方ないだろう #日記

Vol.44 たとえ孤独を友とする日が果てなく続くとしても ムクドリ兄貴と空間を共有する瞬間程度は 存在するだろう ＃日記

Vol.43 たとえ店頭から納豆が消え失せ ショートシガーが湿気っても 新緑は確実に鮮やかさを 増していくだろう　#日記

Vol.41 たとえ作戦開始の時だとしても 事に当たってまずは部屋掃除の衝動に駆られてしまうのは 人類の宿命だろう　#日記