8、許せない事、怒りの沸点
本編で直球な言い方してる人はいませんが、要は「お姉様はもういないんですよ」と言われるとキレます。でもそれは、「そんな訳ない」と心から言えない自分への苛立ちでもあるんですよね。
ルナは正負感情どちらでも、心の揺らぎが怒りとして表れてしまうきらいがあります。
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「調和による発展の国」…って、
合言葉みたいなものがある。
(小話 きっと、みんなで:ルナ)
その合言葉を口にする王女の横顔は、懐かしむように、どこか誇らしげ。
ルナの愛国心がにじむレアなシーンです。
ひねくれスーパードライ、と思わせて猪突猛進。天邪鬼かと思いきや素直。人の感情に鈍感で空気を読まないが、嘘はつかない。長所と短所が極薄の紙一重な困った人だが、彼女なりに大切な人のことを大切にしているだけなのである。