恋愛、とにかく小手先に頼るな。時間をかけて、地道に、誠実に、恥ずかしがらず・嘘をつかず、相手を尊重しながら自己開示し、お互いにいい関係を模索・構築していくしかない。本当にそれしかないんだよ。
長谷川法世、主人公とヒロインが交互に会話してキスするシーンだけでここまで抒情を演出できるんだから、シンプルに漫画が上手い。『博多っ子純情』から。
この2枚目1コマ目の絵の上手さ。水しぶきをあげながら下から斬り上げているシーンが、一瞬の光のような美しさで見て取れる。それでいて刀が体に触れている描写はない。血生臭さがなく、清廉な絵。
K2、笑いのタネにされがちだけど、普通に面白い医療漫画だし、セリフやキャラの見せ方も円熟した技量を感じさせる秀作だから、あんまり茶化すなよ。
伊藤潤二のホラーはギャグと紙一重なんだけど、一番笑えるシーンがこれ、『屋根裏の長い髪』から。「お姉ちゃん生きてたのね!?」じゃないよ。死んでるよ、どこから見ても。