「シャボン玉ホリデー」
無名時代のギャグから全盛期の実験的エロが多数掲載、著者イラストとの親和性が高い朱色カラーページも収録。
巻末で蛭児神建は“数多い内山本の中でも、これは特に異色な作品集”と評している。
勝○克志までもパロるとは底なしの探求感には感服します。
「直野祥子集」
"いま、おんなの劇画"と紹介され、色情と残虐描写が多い。また著者がガロ出身な為か、初期の絵柄は白土三平の影響も色濃く出ている。
掲載作「悲しみの器」は男と女の愛憎劇で昼ドラじみているものの後味の悪さが際立つ。
「秘薬淫楽」
エロ劇画特有の濃厚さは少なく繊細な色気が漂う一冊。
濡れ描写は官能的というより幻想的で上村一夫を思わせる。
男性上位視点が中心なため、お得意のおねショタは皆無です。
「MUSHROOM」
フランス書院による森山塔シリーズ。
TS,植物寄生,○人カニバリズム,人形操作,膣内爆破等のアブノーマルものを詰め込んだ傑作、導入が最終核戦争勃発というエロ漫画は他になし(多分)
「84式」
美少女症候群に紹介されてるの見て購入、由井正香(伊藤まさや)を筆頭に作画レベルが高い一冊。
掲載漫画よりも美少女×SFイラストの方が目を惹く。
間苅透は初見ですが少女漫画風で描き込みも凄いっすね。
「染盛はまだか」
作者の方がエアコミティアで本作品投稿を見て探してました。
内容は表紙の通りで窓拭作業を中心にかと思いきや、アルバイトが突然田舎に帰ったり、主人公が〇○でブッとんだり、不法投棄回収家族とバトったり、ダメ人間達がセッションしたりします。
めちゃくちゃ面白いっす。