「シャボン玉ホリデー」
無名時代のギャグから全盛期の実験的エロが多数掲載、著者イラストとの親和性が高い朱色カラーページも収録。
巻末で蛭児神建は“数多い内山本の中でも、これは特に異色な作品集”と評している。
勝○克志までもパロるとは底なしの探求感には感服します。
おっさんが定食を食べる内容だけだが読了後の喪失感は異常
潰れた定食、沖縄弁を捲り立てる大将、唐突に裂く原作者パロ、隠し味が分からない舌バカ、訳の分からないオチ… あまりに酷い
この作品に登場する守銭奴は極悪人ばかり、その中でも随一なのが金文。
最終章の見開き2ページで明かされる彼が妾に対する所業には身震いしました、全年齢向作品に出していいキャラではない。
「人間昆虫記」再読。
環境により擬態、変態を繰り返す昆虫のように生きる女とそれに翻弄されるも魅力され彼女に全てを吸い取られる男どもの物語。
彼らの心理描写の描き方も面白く、古典的、手塚得意の顔だらけ、アバンギャルド、実験的な手法まで様々。
「特集エロス ‘82.3月増刊」
雑誌名通りの内容
ノーパン喫茶のルポから始まり、中島史雄・羽中ルイ・野口正之の先鋭らに加え、南日れんの作品も掲載、最後は探偵術と称した尾行指南で締める
全容把握が困難を極める壱番館書房だが原画が流出していることもあり昭和らしいというか碌な会社ではない