たまに「昔のルフィはもっと頭良かった。今はただの馬鹿」って意見を見かけますが、ちゃんと読み返してみましょう。
一話ラストのお馴染みな名シーンの、その次のページからもうただの馬鹿丸出しです。
ルフィはずっとルフィ。
ワンピースでルフィとゾロの関係については色々な絆が垣間見えますけども、自分は「おれ一人じゃなにも出来ねぇから仲間に助けて貰う」「だから仲間は強くなくたっていい。おれが強くなって仲間を守る」が信条のルフィがただ一人だけ、ゾロにだけは負けたら怒りを表情を見せたトコが大好きです。
ルフィとウソップの決闘後のこの一言を見て「えー、冷たくね?ルフィ酷いな」と思っちゃう人もいるんだろうけど、ルフィはウソップが強いから仲間にしたワケじゃないんですよね。
自分に勝てようが勝てまいが、言っちゃえばそんなのどうでもいい。強さはルフィにとって一緒にいてほしい理由にならない
ルフィの「これはどうなの?」的なネタとしてゾロに殺す気で殴りかかった一件があるワケですが、これに関しては多分『殺す気でやったけど死ぬとは思ってなかった』んじゃないかなぁというのが自分の解釈です。
だってルフィはゾロの強さを知ってるから。
ゾロにだけは、「強さ」を求めてるから
ワンピース序盤で一番好きなシーン。
あーホントカッコいい。ルフィもウソップも。
あまり強い言葉を使うな云々とどっかのヨン様が言ってましたが、「強い言葉を使うシーン」のお手本ですよね、これ。
最近のジャンプは対象年齢上がってるって言われるし、それは事実かもしれないけれど「直球ど真ん中王道少年漫画」成分はワンピース一作で十二分に賄えると今週ラストで確信出来たので他の漫画は気にせず好きにやってもらいたい。
美男美女が熾烈な格闘戦を繰り広げる中、アホヅラ晒してギャグ死する主人公がお送りする漫画、チェーンソーマンをどうぞよろしくお願いします。
一話の時点でラストファンタジーだと揶揄されていたサム8だが、ついに今週ソードマスターめいた事をやり始めたせいで「サムライ8はギャグマンガ日和だった」という結論に達したのホント笑いますね(笑えない)
少なくともこれからは『ゴリ押しで売れてるだけ』だの『作者の名前で売れてるだけ』だのの不毛なアンチコメに対しては『でもサム8は売れなかったじゃん』と返せるようになったワケで…………
売れる作品には売れる理由があるから売れているし、売れない作品には売れない理由があるから売れないのだ。
ワンピース世界の世紀末っぷりはトットランドのこの政治を見れば大体判る。
「なんだこのヒデー話!?」と言いたくなるが、何と作中でこのディストピア丸出しの政治に異を唱える者が誰一人としていないのだ。
ルフィ達メインキャラでさえ特に口を出さず、結局この政治が変わらないまま万国編は終わる。