十年ほど前に、両親を失った実妹をひきとって以来「妹」を盲愛している
彼自身は「家族はかくあるべき」と正しく愛情を注いでいると思っているものの、かなり一方的かつ支配的であり、さらにいえば「妹」という概念しか見ていない
妹を愛する兄を演じることで飢えに飢えた家族愛を満たそうとしている
黒影の兄
魔導関係の研究者であり、国家から保護・監視されている
銀髪であったことから、幼少期に両親から捨てられ、そのまま名付けられることもなく育った
名前は単なる識別記号でしかなく、また、親から愛情とのたまって与えられた呪いだと言いきる
周りからは、虐雪、白蠟などと呼ばれている
ライ
ソウの弟。無職の引きこもり。
なんでもできる兄※1 に依存しながらも、同時に劣等感を覚えている。自信がなく、なにごともはじめる前から諦めてしまう傾向があり、常にソウから捨てられるのではないかとも怯えている。
※1 ライは、ソウのことを完璧な兄だと思いこんでいる。
体力はあるが、かなりの運動音痴。
柔軟で心が広く、くれ殺のメインキャラのなかではゆいいつ、情を拾い、他者を助けようとする人物でもある。おふざけも多いが、基本的に明朗でやさしい。
ただ、視野の広さゆえに、優柔不断となってしまったり、臆病な気質ゆえに危険を避けてしまうことがある
とっつきにくいものの、実にすなおな気性で(処世術もふくめた)嘘がつけない。表情が豊かで、16歳らしい発言もたびたびしている
作中では彼女もまた苦しみをかかえているが、わかりにくく、また理解されない。本人は、他者に理解される必要がないと考えており、作中では、ナギにそれを諭されている
黒影
ランクSの魔狩
正体不明とされ、毎日毎夜、魔種との戦いに明け暮れていた
戦闘狂であり死性愛者。気が短く利己主義で他者との関わりを嫌う。嗜虐的な性質をもち、口をひらけば暴言か否定
邪魔なヤツは斬ればいいとさえ考えていて、公平中立・人類の存続を正義とする魔狩らしからぬ行動が目立つ
やさしさや情緒的な会話は彼にとってただのライフハックであり労力
根深い人間不信を抱えた彼は、心の内側に他人をいれず、誰にも本性を見せずにいたが、黒影との出会いにより望まずともこじ開けられることに
基本的に好き嫌いをみせないが、唯一、弟のことは「好き」黒影に対して「嫌い」と明言する
ソウ
両親を早くに亡くし男手ひとつで引きこもりの弟を扶養してきた魔狩※1の好青年
魔導武具※2は二刀一対の曲刀。〈雷撃〉を扱う
あらゆることをソツなくこなす超人であるが、その実力と堅実さに反して、気さくで親しみやすい人柄
※1 魔種討伐の専門家。国際資格
※2 国際法により魔狩のみ所持可
#いい兄さんの日
ソウさんとライさん
1~2枚目 ライさん20歳
3~4枚目 ライさん14歳頃