『こと切れるまでの物語』(本編完結済)
――自分が死ぬ夢を見るのは、これで何度目だろう
見ている世界が見えなくなって
大切な人の声が聞こえなくなって
それすらも分からなくなっちまって
そんなふうに、痛いのも苦しいのも、俺はごめんだ
あんたに、そんな思いさせんのも
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弊創作では珍しく、ソウさんは流血(返り血含)&怪我が最も多いなと思いました
(というのも、魔術を含めた便利な回復手段が一般的になく、医療も発達途上 & 魔物からの攻撃はかすり傷でも死のリスクが高いため、「負傷≒致命傷」という考えが浸透している)
#くれ殺
黒影の実兄
社会から拒絶され情愛を知らないままに育ったため、救えないほどに屈折し、人格は破綻している
まともな会話は望めないが決して愚鈍ではない
家族愛に飢え、それを満たすために「妹」を盲愛するが、その形は家族の情愛とは程遠く歪んでいる
彼自身は正しく「妹」を愛していると思っている
兄
魔導技術の研究者
主に遺物の研究をしており魔導遺跡を改造しそのまま住居にしてしまった気狂い
生まれながらに白銀の髪であったため、名付けられないまま両親に捨てられ、社会から迫害を受けてきた
人間嫌いであり、社会をひどく憎悪している
〈白蠟〉は他者が勝手につけた呼称のひとつ
ライ
ソウの弟
6歳の頃に母が亡くなって以来、家に引きこもっている
ほとんど外に出ないため就職もできず、また家事もできない
目下の心配は兄が恋人を作って新しい人生のステージに行き、自分の居場所がなくなってしまうことらしい
ソウ曰く「美的センスがある」らしいが、当の本人は信じていない
愛らしい見た目に反して女好きで、好みは「凹凸のしっかりした美人なお姉さん」だとか
曰く、甘やかすよりは甘えたいらしい
悪意なく失礼なことも度々言うが、本当に悪意はない(ゆえにタチが悪いともいう)
……が、たまに腹黒い
なお作中で彼は度々自分のことを「亡霊のようなもの」と例えている