無表情でなにを考えているか分からないため誤解されることの方が多いが、その実、本人なりに気を遣っている
本来運動ごとが苦手であり、高所恐怖症
読書が好きで、実家にいた頃は書庫に入り浸っていた
ウォーブラの制御役である反面、彼を害する者は一切許さないというやや過激な一面も見られる
イオ
情に厚い女戦士
元魔狩の冒険者で、口うるさく仲間の世話を焼くおかん
いつも化粧と女心を忘れず、自分を大切にしつつ他人のことも考えられる頼れる大人で、お酒と恋愛話が大好き
喧嘩っ早いのが玉に瑕
戦闘では視野の広さと持ち前の判断力を生かした司令塔と可動式鎖鎌による捕縛を得意とする
孤独と人間不信から警戒心が強く、時に怯えから他人を突き放す
しかし、根本には他人を見捨てきれない甘さがあり、
また、どれほど恐ろしくても、理不尽を許せずに立ちあがる性質をもつ
余談だが、その無自覚さからウォーブラを悶々とさせることも多い
ソウ
『-Crazy- 殺しあいの約束』の主人公
引きこもりの弟を養いながら堅実に家事仕事をこなす魔狩の好青年
もともと単独任務をこなしていた
実家に帰るまでの道中では黒影との実力差を鑑みて前衛には立たず、ナギを護りながら全体を見回してサポートしている
魔導武器による〈雷撃〉で範囲攻撃が可能
〈黒影〉
命のやりとりに狂った孤高の魔狩り
過激かつ嗜虐的な性質をもち「弱いものは■ねばいい」「邪魔なら斬ればいい」と思っている
ソウと行動するのは仕方なくが9割で残りの1割は殺しあいを期待している
戦闘においての判断力胆力攻撃力などどれも群を抜いているが、他者の命の保護は考えていない
暴力的な面が目立つ一方で、退屈しのぎに読書に耽る、独り酒をする姿なども見られる
周囲の人間の様子を見つめてはいるものの、自分に関係ないこと・興味のないことはどうでもよいらしく大体のことはスルーしている
基本的に無口で憮然としているが素直(取り繕えないともいう)で、表情豊か
ナギ
温柔敦厚な旅人
博識で複数の言語を扱える一方で、かなり忘れっぽい
おしゃべりが大好きで、ゆく先々で人々との交流を楽しんでいる
基本はソウと黒影を見守っているが、たまにちょっかいを出して怒られる
なお極度の運動音痴であるため、戦闘時は知識面で支援しつつ、物陰に隠れている
愛らしい見た目に反して女好きで、好みは「凹凸のしっかりした美人なお姉さん」だとか
曰く、甘やかすよりは甘えたいらしい
悪意なく失礼なことも度々言うが、本当に悪意はない(ゆえにタチが悪いともいう)
……が、たまに腹黒い
なお作中で彼は度々自分のことを「亡霊のようなもの」と例えている
ライ
ソウの弟
6歳の頃に母が亡くなって以来、家に引きこもっている
ほとんど外に出ないため就職もできず、また家事もできない
目下の心配は兄が恋人を作って新しい人生のステージに行き、自分の居場所がなくなってしまうことらしい
ソウ曰く「美的センスがある」らしいが、当の本人は信じていない
兄
魔導技術の研究者
主に遺物の研究をしており魔導遺跡を改造しそのまま住居にしてしまった気狂い
生まれながらに白銀の髪であったため、名付けられないまま両親に捨てられ、社会から迫害を受けてきた
人間嫌いであり、社会をひどく憎悪している
〈白蠟〉は他者が勝手につけた呼称のひとつ
黒影の実兄
社会から拒絶され情愛を知らないままに育ったため、救えないほどに屈折し、人格は破綻している
まともな会話は望めないが決して愚鈍ではない
家族愛に飢え、それを満たすために「妹」を盲愛するが、その形は家族の情愛とは程遠く歪んでいる
彼自身は正しく「妹」を愛していると思っている