未知の脅威の力に為す術もない魔剣使い、そして我が姉の伝説のために最期の力を絞り出そうとする平行世界から来た瀕死の蝶。
その時、上空より1つの弾丸が着弾した。
「ふぅ、何とか間に合ったかな?」
『──っ!』
鋼鉄の百足を纏ったもぐらが今ここに、これから起こる激闘に参戦したのだった。
「親方…これからどーするんだい?」
「どーするってやっぱりこの現象を解決しないと……とは言うものの何が起こってるのかさえ分かんないからな〜」
「はぁ〜…、近くに原因がいないかな〜?」
「ピッケちゃん、原因がホイホイ近くにいるわけないでしょ」
「そーだよな〜」