鳥人族のテクノロジーを簡単に解析できてはマズイので銀河中の天才に取り憑き続けた敵を用意し、その膨れ上がらせた技術でサムスの力を奪うマシンを作り、2度と使えぬ様にぶっ壊したw
任天堂からは当然拒否反応が出たが、弱体化は取り戻す醍醐味であり、メトロイドのゲーム性そのものであると説得した。
実際、失った能力を敵を倒しながら取り戻す事で格段に話が面白くなるし、ジョイやディーゼル達の団結力を軸に漫画が作れた。
メトロイドを描くにあたって気をつけたポイントはサムスを勝手な解釈でいじらない事に心掛けた。なのでサムスをいじらず周りで変化を設定する必要があり、そこに未熟な少年がいる意味が出て来るんだよね。周りがドタバタしながらサムスの知られざる側面を描くのが楽しかった。
似たスーツの敵が生身のゲス野郎ならサムスは正反対の人間が中身なんだろうと読者に感じて貰えると思ったから。
この敵のサムス型スーツは口元が開くんだよね。
それが嫌な感じで個人的に気に入ったポイント♪
今読んでも『ゲーセンキッド』なかなかいい味のある仕上がりかなーって思います♪
コレも復刊ドットコムさんで取り上げて欲しいなー。
暴走による爆発が迫る中、サムスは自分から撃たずにジョイにギリギリまで判断を委ねます。ここがサムス&ジョイのキモ。自分でなら簡単に終わらせられる局面でじっと待てる懐の深さ。出月がサムスアランなら少年に良い見本になれると感じた部分です。
ユートンは自分では止められない爆発を自らの破壊で終わらせてとジョイに懇願する。困惑狼狽するジョイに爆発の時は迫る…
これは後編の原稿で、写植が貼ってありません。このあたりからデータ印刷に変わったのかも知れませんね。
この話はサムスが平和を守る為に引き金を引く意味や重さを描き、少年を1歩成長させる為に作ったお話です。
原稿スキャンなのでネームの鉛筆が見えてるのはご容赦願います。
殺戮兵器として作られるも欠陥により爆発が近づくユートン。友を救いたいが打つ手立てが無い。