今日古本屋で何気に買ってみた「おせん(楠勝平)」がとても良かった。
幕間を繋ぐコマから溢れる詩情がとにかく秀逸で、時間をかけて眺めるほどに味わいが出てくる。
死と生へのシビアで悲しくも優しい視線は、病気で夭逝した作者の境遇に依るものか。
白土三平の弟子だそうで。女の子がかわいい。
震災の翌日に契約した貸倉庫をようやく引き払う。
地道に自炊したり捨てたりせなあかんのですが、地震でぐちゃぐちゃな中から厳選して引き上げた本が大半なので、とても難儀してる。
掘骨砕三先生の単行本未収録作なども保存してあり、我ながらでかしたと思う。