映画でも読み切り漫画でも、名作には最低限備えている条件としている「導入が短い」というのがあると思います。
その点高橋留美子先生は本当に素晴らしく、32ページの読み切りなら2ページ、長くても3ページで設定からキャラクターから全部説明し終えてしかも面白そう!と思わせてくれます。 
   『きのう何食べた?』のシロさんはちょくちょく「将来的にケンジとは別れているかもしれない」旨のことを心の内で思っていますが、こういうところにシロさんのプライドの高さとか、予防線を張る臆病さとか、性格が出てるなぁと思います。