俺がいま個人的に「コマ割りが上手すぎるので研究せねばならない」と感じている作品が岩田雪花先生&青木裕先生の『マジルミエ』なのだけど、この見開きとかすごく興味深い。コマ枠が斜めのコマ/垂直水平のコマ/断ち切りまで描いてあるコマ…を併用することで、はちゃめちゃに読みやすくなっている。
連載マンガでは〝読み切れる〟だけではダメで、その後のストーリーの方向性を決定づけるような伏線も挟んでいく必要がある。たとえば第1話6ページ目のこのコマ。主人公がイヌのように従順なキャラだからこそ、第1部のラスボスが「支配の悪魔」になる。
(※画像出典:チェンソーマン第1巻)
これもう現代の古典でしょ(※後世の作品に影響を与えすぎたせいで既視感がすごいやつ。「シェイクスピアは手垢のついたセリフしか書かない」現象)
(※画像出典:『HUNTER x HUNTER』第2話)
この見開きも上っっっ手いよなぁ…(※単調になりがちな説明的な会話シーンを、カメラアングルをぐるぐる動かすことで緊張感とスピード感あるものにしている)
(※画像出典:『チェンソーマン(7)』)
『HUNTER×HUNTER』第12巻、ネットミームが次々に出てきて楽しい。
(画像出典:『HUNTER×HUNTER』第12巻)