「しのちゃん」(2010年ブログ)施設に入所する事情の子どもは、「施設に入れる」が脅し文句だったり、「施設なんて可哀相」という言葉を浴びている場合もあるがゆえに、その境遇を受け入れるのに時間が必要になる。
中高生で「今日寝る場所が無い」という経験はだれでも経験するわけではないのよね。私はしょっちゅうだったな。駅のベンチ、ファミレスで寝ていません!って振りしながらウトウトとか。誰かに泊めてもらう時はこんな感じ。以前ブログに描いたもの。
そもそも子どもに対し「捨てる」という言葉を使う事すら納得いかなかった。施設でこういう言い回しをされたことがなかった。(知らない言葉を字義通り受け取りやすい)
ということで「はみだしっ子」全巻読了。5巻がなかったのでkindleで。やっぱり電子書籍って読みたい時に待ったなしですぐに読めるので便利。(付箋機能はあるものの、気楽にぱらぱらとページを戻して流し読みができないのが惜しいけど)
まだ、世の中の仕組みを知らなかった頃のお話。私はこういう体験を負い目には感じていない。むしろユニークな形で世界を広げたことを面白いと感じていた。